1.金融市場の分類
トップページにあったとおり,短期金融市場を含む金融市場は以下のように分けられる。
ここで金融市場全体の分類について簡単に触れておく。実は金融論などにおける『金融市場』という言葉は世間でイメージされているよりも広い意味を持つ。特に発行市場や相対取引の市場をも含めて『金融市場』と呼ぶことにはややギャップを感じるかもしれない。
そんなこと知っとるわい
という人は短期金融市場の分類である「4.インターバンク市場とオープン市場」のところまで読み飛ばしてもらってかまわない。
発行市場と流通市場
- 発行市場:資金調達のため新規発行される証券などを取引する市場
- 流通市場:既に発行された証券などが投資家に転売される市場
取引所取引と相対取引
- 取引所取引:東京証券取引所などに注文を集中して決済する取引
- 相対取引:売買の当事者同士1対1で行う取引(店頭取引)
インターバンク市場とオープン市場
- インターバンク市場:金融機関のみが参加できる市場
- オープン市場:金融機関以外も参加できる市場